ボートレース場滞在記Vol.6(平和島編)
読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。
今回は【ボートレース場滞在記】第6弾として、【ボートレース平和島】について書き留めていこうと思います。東京都大田区にあるボートレース平和島は、(Vol.2で紹介した)大阪の住之江と並んで、全国24場の中でも特別な場です。ビッグレースが開催されることも多く、2020年度のグランプリレース(勝者は1億円!)の開催地にもなりました。「東のメッカ」とも言われる神聖な場の来訪記を是非ご覧ください。
2020年9月6日、前回の江戸川の際と同様に転職活動で東京へ行く用事があったため、前乗りをして平和島を訪ねることにした。平和島は東京にある3場(江戸川、平和島、多摩川)の中でもエース格の場であり、都市型ということもあってかなり楽しみにしていた。早朝に夜行バスにて東京に降り立ち、大森駅からは無料のシャトルバスにて本場へ向かった。
バスに揺られること約15分、到着。バス停から入場門へ向かうと、「TVで見たことあるやつや!!」と胸が高鳴る(平和島は比較的メディアに取り上げられることが多い場である)。この時点で3割ぐらいは満足していた。
そして、入場して、有料指定席エリアへ到着。初めて来たのにこう思った、「これだよこれー!」。来訪までに何度も映像を見ていたが、良い意味でイメージ通りだった。景色についてはファンの間で賛否両論あるが、水面奥に多くの建物が見えているという斬新さに心を打たれた。「都市の中にポツンとある大人の娯楽施設」という構図が最高に好きである。
この日は日曜の優勝戦であったが、曇り空の影響もあってかそれほど混んでおらず、程よい活気に包まれていた。そのことも含めて、この来訪で平和島に好意を持つことが出来たと思う。
しかし、平和島の魅力はそれだけではない。この場の魅力は何と言ってもレース展開の難しさである。通常、ボートレースは内枠が強く、1コース(最内)の選手が勝つ確率は50%を越えている。だが、そう簡単には行かないのが平和島である(理由は割愛)。レースの予想が難しい=当たらないということではあるが、その分当たった時の感動や見返りは大きい。だからこそ、コアファンが多く、今でも老若男女に愛される場なのである。
最終12R・優勝戦の頃にはすっかり天気も良くなり、水面際はボートファンで埋め尽くされていた。このような光景は様々な場で何度も見てきたが、背景に移るビル群も相まって、深い哀愁を感じた。エンターテインメントの魅力である「日常の中にある非日常な空間」を経験するには、この場以上の場所は無いかもしれない。
多くのボートファンから愛され「聖地」とも評される平和島には、それだけの評価を受ける価値を感じた。これまでにもこれからも多くのドラマを生むこの水面に通えるのであれば、ずっと愛してきた関西の地を出ても良いとすら思えた名所であった。
次回第7弾は【ボートレースびわこ】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。
🍜グルメ情報🍖
ボートレース平和島グルメでオススメは「おおこし」の煮込みライス(通称:ニコライ)
有名ボートレース番組で取り上げられてからは知らない人は居ないほどの人気っぷり。
あまりにも取り上げられているため、期待値を上げ過ぎてしまうとガッカリしてしまうかも?
ただ、普通に美味しいし、ゲン担ぎ的な意味も強めなので是非一度ご賞味いただきたい。