ボートレース場滞在記Vol.7(びわこ編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第7弾として、【ボートレースびわ】について書き記していこうと思います。滋賀県にあるボートレースびわこは、その名の通り、競走水面が琵琶湖にあることが特徴的な場です。周囲には商業施設や住宅街などは無く、のどかな雰囲気が漂う場の1つです。そんな場の来訪記をご覧ください。

 

 2020年9月30日、この日は特に予定が無く、軽い気持ちでフラッと訪れたのがボートレースびわこだった。JR・西宮駅から約1時間掛けて大津駅へ向かい、そこから運航している無料送迎バスに揺られること約10分、本場に到着した。f:id:k2zu1112:20210626224243j:plain

 びわこの建物(観客席)は廃校のようで不気味さすら感じた。また、正門や建物の横がすぐ道路であることにも驚いた(他場は正門付近に駐車場を併設していることが多い)。

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 外から見た建物の不気味さが一転、中に入場するとそれはそれは美しく広大な景色が広がっていた。この日は天気が良好だったこともあり、とても景色に奥行きを感じられた。屋外で行われる競技なだけに、開放感を感じられる場はやはり気持ちがいいし、気分も高まるものである。

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 建物内の造りは昭和の色合いが残っており、特別キレイというわけでは無かったが、最低限度の清潔感は十分にあった。そして、入場門付近のスペースには、他場でもあまりお目にかかれる機会がない、モーターボート(本物)の展示がされていた。これを目と鼻の先の距離感で見れること実は貴重な機会なのである。

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 びわこ水面は外周をプール場に囲まれているものの、琵琶湖からの波の影響を受けることがあり、選手にも見えない【うねり】が発生するなど不確定要素が多いことで知られている。私も何度か舟券も買っているが、予想が当たった記憶は全く無い。近郊の場である尼崎住之江と同じノリで向かうと痛い目に合うのだ。しかし、その難しさこそが玄人ウケする要素であろう。実際にボートレースびわこには3回程訪ねたが、いずれの際も、他場より来場者のうち高齢者が占める割合が高く感じた。尼崎や住之江が大衆ウケを目指して改修を進めている一方で、関西の場で唯一無二の「古き良きギャンブル場」という存在であり続ける意味は大きいと思う。個人的な話でいうと移動距離・時間がネックであるが、1日中をのどかな気分で過ごすためにまた足を運びたいと思う。

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 日本の湖の代名詞であり、今もなお関西民に潤いを与え続けている琵琶湖には、実はボートレース場もあったのだ。外観だけ見ると3K(暗い、汚い、怖い)がよぎるが、ひとたび入場門をくぐると明るい世界が待っている。ボートレースびわこを訪ねるためだけに行くのは少しハードルが高いと思うが、他の目的で近くを訪ねた際には、一度行ってみてはどうでしょうか。
 次回第8弾は【ボートレースとこなめ】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレースびわこグルメからは「ボートクィーン」のかき揚げ丼をご紹介(これしか食べていない。)

シンプルで値段もそこそこだが、店員さんの接客姿勢がとても好きだった。高圧的ではなく、かといってとても丁寧なわけではないのだが、良い具合の"サバサバ感"が丁度良かった。

ボートクィーンには、他にもボートレースびわこのマスコットキャラ・ビナちゃんの名をもじって、エ「ビ」フライが「ナ」ナ本入っている【ビナちゃん定食】などもある。他場と比べてご当地グルメと言う面では少し弱いが、ギャンブル飯としては及第点である。

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