ボートレース場滞在記Vol.8(とこなめ編)
読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。
今回は【ボートレース場滞在記】第8弾として、【ボートレースとこなめ】について書き記していこうと思います。ボートレース*とこなめは、愛知県名古屋市から電車で40分ほど南下した常滑市に位置し、中部国際空港(セントレア空港)のすぐ近くです。場の雰囲気でいうと、前回にご紹介したボートレースびわこに似ていると思います。とは言え、兵庫県民にとって、滋賀県と愛知県への遠征には大きな違いがあり、小旅行感のあるとこなめの方が若干ウキウキしていました。そんな場の来訪記を是非ご覧ください。
※ボートレース場の名前を書く際には、【びわこ(琵琶湖)】、【とこなめ(常滑)】、【まるがめ(丸亀)】、【からつ(唐津)】の4場に関しては平仮名で表記することが多い。
2020年10月29日、この日は1日ボートレース漬けの1日となった。というのも、昼は常滑、夜は蒲郡(どちらも愛知県)でレースが開催されており、ダブルヘッダーを予定していたからだ。私は前日夜24時に梅田を出発し、夜行バスに揺られること5時間、名古屋駅に降り立った。意気揚々と朝5時に名古屋入りしたものの、常滑までの移動時間は1時間程度のため、9時までの4時間はマクドナルドでひっそりと過ごした。
朝10時、待ちに待って常滑に到着。建物の手前に駐車場があり少し距離感を感じたため、こじんまりとした場という印象を受けた。
実際に入場しても場の印象は変わらず、やはりこじんまりとしていた。しかし、別にそれが悪いわけではない。ただのサイズの話であり、所詮は好みの問題である。そして、そんなことはどうでも良くなってしまうほど天気が良好だった。まさにボートレース観戦日和だった。
写真には人影が写っていないが、この日は女子戦の優勝戦が予定されていたため、平日にしては観客で賑わっていた。人も多く、日も照っていたため、この日は奮発して屋内の有料席で観戦することにした。
有料席へ向かう途中に2つ気になるものを発見した。
1つ目は金鯱で有名な名古屋城のオブジェだ。「良く出来てるなー」と近付いてみてみると、何と不要になった舟券購入用のマークシートで作成されていた。発想した人も作成した人もすごいの一言である。しかし、もっと大々的にアピールすれば良いのにとも思ったが...。
そしてもう1つの発見物は常滑市公認キャラクターである「トコタン」の像だ。トコタンは「常滑」の「トコ」と「ターンマーク、3連単(どちらもボートレース用語)」の「タン」から命名されたとのこと。意外とキラキラネームなのである。完全にボートレースから生まれたキャラクターなのにも関わらず、今や常滑市の象徴になっていることに驚きだ。そんなに推していきたいなら、まずは今にももげそうな左腕を治して上げて欲しい...。そして、連続した画像の2枚目はボートレースとこなめの敷地内で異彩を放っている巨大な像だ。しかし、これはトコタンではない。ただの招き猫である。そこら辺の経緯は分からないが、とにかく猫が好きな街であることは分かった。
この日の優勝戦を制したのは6号艇で出走していた守屋美穂選手だった。3連単は何と99/120番人気で97,710円。100円が約10万円になる高配当決着となった。普通なら買えないし諦めもつくのだが、この日は訳が違った。というのも、場内で愛知名物「どて煮」(この後追記にて紹介)を買う際に以下のような会話があった。
店員「どこから来たの?」
自分「兵庫県から来ました!」
店員「遠くからありがとうね。ちなみに今日は誰を見に来たの?」
自分「今日のメンバーでは守屋選手が好きです。」
店員「優勝戦は6号艇だから厳しいけど楽しみだね。」
自分「はい、それでも6から買いますよ!」
と話していたにも関わらず、6からは買わなかった。そして、6頭が来て、2連単でも1万円を越えた。応援していた選手で買う宣言までしておいて取り逃した悔しさは形容し切れない。それと同時に心に決めたことがある。「俺は*穴党になる。」と。
※穴党=的中確率は低いが高配当を狙う人達
そんなやるせない気持ちを抱えながら次なる目的地・ボートレース蒲郡に向かった。しかし、この時を踏ん切りに穴党へ移行したことが、今後の嗜み方に大きな好影響を与えたのだった。
最後は円満とはならなかったが、場自体の印象はとても良く、ボートレースびわこ同様にのどかであった。愛知県であれば日帰りでも十分に行ける距離なので、またタイミングを見て是非リピートしたいと思う。そして、次こそは良いイメージを付けたい。
次回第9弾は今回のボートレースとこなめを後にして向かった【ボートレース蒲郡】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。
🍜グルメ情報🍖
ボートレースとこなめのオススメグルメは「とり伊」のどて煮である。
愛知県名物であり、場内でもかなり有名で好評であった。そして、店員さんも優しい方で、記事本文にもあるように、余所者をすごく温かく向かい入れてくれた。
しかし、現在行われている施設整備の際に撤退(?)が決まり、店が無くなってしまったとの噂を聞いた。その噂が本当であればとても悲しいが、誰かがあの味を、あの店員さんの人柄を継いでくれていることを願いながら次の来場に期待したい。