ボートレース場滞在記Vol.10(まるがめ編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】節目の第10弾として、【ボートレースまるがめ】について書き記していこうと思います。ボートレース丸亀は、その名の通り、香川県丸亀市に位置する場でナイター開催を行っている場の1つです。この日は同じく四国にあるボートレース鳴門(2度目)での観戦の後、車で2時間程掛けて訪問しました。前回にご紹介したとこなめ蒲郡と同様にダブルヘッダーの可能な2場の1つです。ボートレースまるがめに対してのイメージは周回展示のBGMの疾走感ブルーナイターエンジェル(BNA)の登場するアイキャッチという放送時の演出のみでした。 ただ、実際に本場を訪れてみると、リピートしたくなる居心地の良さを感じられました。

前回の蒲郡同様にダブルヘッダーの2場目となるボートレースまるがめの来訪記を是非ご覧ください。

 

 2020年11月6日、15時頃にボートレース鳴門を後にし、日産Daysを2時間走らせてボートレースまるがめを訪れた。

 到着は17時頃で夕日が地平線へ沈んでいる途中でした。本場と駐車場は道を挟んでいるため、渡り廊下を渡って本館へ。ボートレース場の中でも特に外装が綺麗な場の1つだと思う(主観)。

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外装は立派だが、内装も立派だった。個人的に一番驚いたのは無料席に机が付いている点だ。これまでに訪ねた他の場では見たことが無かった。思わず写真を撮ってしまう程に感動した。この机があるおかげで、出走表や新聞を広げて見ることが出来、マークシートも書きやすい。単純なことだが、これだけでも凄くストレスから解放される。無料席以外の投票機付近もすごく綺麗で、まるで大学のような建物であった。

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 そして水面へ。到着時はまだ明るかったが、徐々に日も沈み、すっかりナイターとなった頃には水面は緑色になっていた。しかし、蒲郡の不健康な緑色と比べると、随分と綺麗な緑色である。この水面であれば、まだ落水しても良い気はする。

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 そして、この場も蒲郡同様に水面付近の立ち見観覧エリアは広かった。屋外には座席がほとんど無かったので、臨場感を味わいたい人の多くは、恐らく手前の手すりまで出てきて見るのだろう。

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 この日は前半のボートレース鳴門も含めて舟券は全くだった(本場へ行くとほとんど負けてる)。しかし、これも小旅行ブーストがあり、気持ち的には3万勝ちくらいの充足感があった。そう、所詮趣味なのでこれで良いのだ。レースの見学料、人生の勉強料とプラスに捉えて、負けてもへこたれない人間になることを誓いボートレースまるがめを後にした。とはいえ、本場の環境には本当に満足しており、日帰りでも行ける距離感なので是非また訪ねたいと思う。

 次回第11弾は【ボートレース三国】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレースまるがめのオススメグルメは...と紹介したかったが、この日は何故かお腹が空かなかった+舟券で負けていたため何も食事をしなかった。しかし、ボートレース界でも人気のパチスロライター・ういちさんがボートレースまるがめを訪問した際には、丸亀名物として骨付き鶏を紹介されていた。次に行く際は是非挑戦したいと思う。

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ボートレース場滞在記Vol.9(蒲郡編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第9弾として、【ボートレース蒲郡】について書き記していこうと思います。ボートレース蒲郡は、第8弾で紹介したボートレースとこなめと同じ愛知県に位置し、常滑市から蒲郡市は電車で1時間半程です。ボートレースとこなめが昼開催なのに対して、ボートレース蒲郡は夜開催なので1日のうちにどちらの場楽しむことが出来ます。今回蒲郡を訪れたのもボートレースとこなめと同日でした。ボートレース蒲郡に対してのイメージは何と言っても実況の高橋アナでした。 ボートレース児島の際に紹介した椛島アナと双璧をなす、ボートレース実況界の巨頭です。クセのある独特な実況スタイルは唯一無二。是非一度お聞きください。

名勝負 峰竜太vs篠崎元志 モンキーターン SG 第61回ボートレースメモリアル 優勝戦 2015 蒲郡競艇 実況 高橋アナ - YouTube

そんなダブルヘッダーの2場目となるボートレース蒲郡の来訪記を是非ご覧ください。

 

 2020年10月29日、17時頃にボートレースとこなめで優勝戦を見届けた後、穴党になる決心し、ボートレース蒲郡へ向かった。

蒲郡に到着したのは19時頃。すっかり空は暗くなり、ナイターレースの魅力が存分に味わえるコンディションになっていた。

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 場内施設は広大で、開放感のある造りであった。スタンドエリアが広いだけでなく、水面も広く、奥行きも感じられた。比較的、ナイター場はそういった造りの場が多いと感じる。とは言え、施設が出来てからナイター場になることが決まったので、大きな場をナイター場にしているという方が正解かもしれない。f:id:k2zu1112:20210718092557j:plain   

 そして、ボートレース蒲郡は何と言っても水が汚い水面が不健康な緑色である。この汚れ具合は全国24場の中でもトップクラスである。ただ、不純物(プランクトンなど)がある方が水面が柔らかく、ターンがしやすかったり落水の衝撃が緩和されるらしいのでこれはこれで成立している。過去には水に飛び込んだ選手が病気に罹ったという話もあるらしいが...。

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 常滑からの移動があったため、見れたのはわずか3レースだったがいずれも準優勝戦であり、場内の活気を感じるにはうってつけのレースの連続であった。そして、どのレースでのやはり実況の高橋節が炸裂しっぱなっしだった。Youtubeで配信を見ながら聞くのももちろん良いが、本場でレースを目の当たりにしながら聴く実況はなお良い。これは間違いなくボートレースの魅力の1つである。

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 小旅行ブーストもあったからか、舟券は全っっっく当たらなかったものの非常に楽しめた1日だった。このダブルヘッダー旅は日帰りでも実行可能なので、今後もどこかのタイミングで挑戦したいと思えるとても有意義な旅だった。

 次回節目となる第10弾は【ボートレース丸亀】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレース蒲郡のオススメグルメは「蒲郡漁港食堂」の海鮮かき揚げ丼である。

これはえげつないボートレース場の食事部門で衝撃度は今なお断トツの1位である。

 味はもちろんのこと、驚くべきはそのサイズ感である。かき揚げが球体なのだ。円いのではなく、丸いのである。どんぶりの上はもちろん、どんぶり内の半分くらいまでかき揚げなのである。そして、これで500円。これは超・オススメである。

※急いで食べると、揚げが刺さりまくって口内がボロボロになります。

 

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ボートレース場滞在記Vol.8(とこなめ編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第8弾として、【ボートレースとこなめ】について書き記していこうと思います。ボートレース*とこなめは、愛知県名古屋市から電車で40分ほど南下した常滑市に位置し、中部国際空港セントレア空港)のすぐ近くです。場の雰囲気でいうと、前回にご紹介したボートレースびわこに似ていると思います。とは言え、兵庫県民にとって、滋賀県と愛知県への遠征には大きな違いがあり、小旅行感のあるとこなめの方が若干ウキウキしていました。そんな場の来訪記を是非ご覧ください。

ボートレース場の名前を書く際には、【びわこ(琵琶湖)】、【とこなめ(常滑)】、【まるがめ(丸亀)】、【からつ(唐津)】の4場に関しては平仮名で表記することが多い。

 

  2020年10月29日、この日は1日ボートレース漬けの1日となった。というのも、昼は常滑、夜は蒲郡(どちらも愛知県)でレースが開催されており、ダブルヘッダーを予定していたからだ。私は前日夜24時に梅田を出発し、夜行バスに揺られること5時間、名古屋駅に降り立った。意気揚々と朝5時に名古屋入りしたものの、常滑までの移動時間は1時間程度のため、9時までの4時間はマクドナルドでひっそりと過ごした。

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 朝10時、待ちに待って常滑に到着。建物の手前に駐車場があり少し距離感を感じたため、こじんまりとした場という印象を受けた。

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 実際に入場しても場の印象は変わらず、やはりこじんまりとしていた。しかし、別にそれが悪いわけではない。ただのサイズの話であり、所詮は好みの問題である。そして、そんなことはどうでも良くなってしまうほど天気が良好だった。まさにボートレース観戦日和だった。

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 写真には人影が写っていないが、この日は女子戦の優勝戦が予定されていたため、平日にしては観客で賑わっていた。人も多く、日も照っていたため、この日は奮発して屋内の有料席で観戦することにした。

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 有料席へ向かう途中に2つ気になるものを発見した。

 1つ目は金鯱で有名な名古屋城のオブジェだ。「良く出来てるなー」と近付いてみてみると、何と不要になった舟券購入用のマークシートで作成されていた。発想した人も作成した人もすごいの一言である。しかし、もっと大々的にアピールすれば良いのにとも思ったが...。

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 そしてもう1つの発見物は常滑市公認キャラクターである「トコタン」の像だ。トコタンは「常滑」の「トコ」と「ターンマーク3連単(どちらもボートレース用語)」の「タン」から命名されたとのこと。意外とキラキラネームなのである。完全にボートレースから生まれたキャラクターなのにも関わらず、今や常滑市の象徴になっていることに驚きだ。そんなに推していきたいなら、まずは今にももげそうな左腕を治して上げて欲しい...。そして、連続した画像の2枚目はボートレースとこなめの敷地内で異彩を放っている巨大な像だ。しかし、これはトコタンではない。ただの招き猫である。そこら辺の経緯は分からないが、とにかく猫が好きな街であることは分かった。

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 この日の優勝戦を制したのは6号艇で出走していた守屋美穂選手だった。3連単は何と99/120番人気で97,710円。100円が約10万円になる高配当決着となった。普通なら買えないし諦めもつくのだが、この日は訳が違った。というのも、場内で愛知名物「どて煮」(この後追記にて紹介)を買う際に以下のような会話があった。

店員「どこから来たの?」

自分「兵庫県から来ました!」

店員「遠くからありがとうね。ちなみに今日は誰を見に来たの?」

自分「今日のメンバーでは守屋選手が好きです。」

店員「優勝戦は6号艇だから厳しいけど楽しみだね。」

自分「はい、それでも6から買いますよ!」

と話していたにも関わらず、6からは買わなかった。そして、6頭が来て、2連単でも1万円を越えた。応援していた選手で買う宣言までしておいて取り逃した悔しさは形容し切れない。それと同時に心に決めたことがある。「俺は*穴党になる。」と。

※穴党=的中確率は低いが高配当を狙う人達

そんなやるせない気持ちを抱えながら次なる目的地・ボートレース蒲郡に向かった。しかし、この時を踏ん切りに穴党へ移行したことが、今後の嗜み方に大きな好影響を与えたのだった。

 

 最後は円満とはならなかったが、場自体の印象はとても良く、ボートレースびわこ同様にのどかであった。愛知県であれば日帰りでも十分に行ける距離なので、またタイミングを見て是非リピートしたいと思う。そして、次こそは良いイメージを付けたい。

 次回第9弾は今回のボートレースとこなめを後にして向かった【ボートレース蒲郡】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレースとこなめのオススメグルメは「とり伊」のどて煮である。

愛知県名物であり、場内でもかなり有名で好評であった。そして、店員さんも優しい方で、記事本文にもあるように、余所者をすごく温かく向かい入れてくれた。

しかし、現在行われている施設整備の際に撤退(?)が決まり、店が無くなってしまったとの噂を聞いた。その噂が本当であればとても悲しいが、誰かがあの味を、あの店員さんの人柄を継いでくれていることを願いながら次の来場に期待したい。

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ボートレース場滞在記Vol.7(びわこ編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第7弾として、【ボートレースびわ】について書き記していこうと思います。滋賀県にあるボートレースびわこは、その名の通り、競走水面が琵琶湖にあることが特徴的な場です。周囲には商業施設や住宅街などは無く、のどかな雰囲気が漂う場の1つです。そんな場の来訪記をご覧ください。

 

 2020年9月30日、この日は特に予定が無く、軽い気持ちでフラッと訪れたのがボートレースびわこだった。JR・西宮駅から約1時間掛けて大津駅へ向かい、そこから運航している無料送迎バスに揺られること約10分、本場に到着した。f:id:k2zu1112:20210626224243j:plain

 びわこの建物(観客席)は廃校のようで不気味さすら感じた。また、正門や建物の横がすぐ道路であることにも驚いた(他場は正門付近に駐車場を併設していることが多い)。

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 外から見た建物の不気味さが一転、中に入場するとそれはそれは美しく広大な景色が広がっていた。この日は天気が良好だったこともあり、とても景色に奥行きを感じられた。屋外で行われる競技なだけに、開放感を感じられる場はやはり気持ちがいいし、気分も高まるものである。

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 建物内の造りは昭和の色合いが残っており、特別キレイというわけでは無かったが、最低限度の清潔感は十分にあった。そして、入場門付近のスペースには、他場でもあまりお目にかかれる機会がない、モーターボート(本物)の展示がされていた。これを目と鼻の先の距離感で見れること実は貴重な機会なのである。

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 びわこ水面は外周をプール場に囲まれているものの、琵琶湖からの波の影響を受けることがあり、選手にも見えない【うねり】が発生するなど不確定要素が多いことで知られている。私も何度か舟券も買っているが、予想が当たった記憶は全く無い。近郊の場である尼崎住之江と同じノリで向かうと痛い目に合うのだ。しかし、その難しさこそが玄人ウケする要素であろう。実際にボートレースびわこには3回程訪ねたが、いずれの際も、他場より来場者のうち高齢者が占める割合が高く感じた。尼崎や住之江が大衆ウケを目指して改修を進めている一方で、関西の場で唯一無二の「古き良きギャンブル場」という存在であり続ける意味は大きいと思う。個人的な話でいうと移動距離・時間がネックであるが、1日中をのどかな気分で過ごすためにまた足を運びたいと思う。

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 日本の湖の代名詞であり、今もなお関西民に潤いを与え続けている琵琶湖には、実はボートレース場もあったのだ。外観だけ見ると3K(暗い、汚い、怖い)がよぎるが、ひとたび入場門をくぐると明るい世界が待っている。ボートレースびわこを訪ねるためだけに行くのは少しハードルが高いと思うが、他の目的で近くを訪ねた際には、一度行ってみてはどうでしょうか。
 次回第8弾は【ボートレースとこなめ】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレースびわこグルメからは「ボートクィーン」のかき揚げ丼をご紹介(これしか食べていない。)

シンプルで値段もそこそこだが、店員さんの接客姿勢がとても好きだった。高圧的ではなく、かといってとても丁寧なわけではないのだが、良い具合の"サバサバ感"が丁度良かった。

ボートクィーンには、他にもボートレースびわこのマスコットキャラ・ビナちゃんの名をもじって、エ「ビ」フライが「ナ」ナ本入っている【ビナちゃん定食】などもある。他場と比べてご当地グルメと言う面では少し弱いが、ギャンブル飯としては及第点である。

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ボートレース場滞在記Vol.6(平和島編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第6弾として、【ボートレース平和島】について書き留めていこうと思います。東京都大田区にあるボートレース平和島は、(Vol.2で紹介した)大阪の住之江と並んで、全国24場の中でも特別な場です。ビッグレースが開催されることも多く、2020年度のグランプリレース(勝者は1億円!)の開催地にもなりました。「東のメッカ」とも言われる神聖な場の来訪記を是非ご覧ください。

 

 2020年9月6日、前回の江戸川の際と同様に転職活動で東京へ行く用事があったため、前乗りをして平和島を訪ねることにした。平和島は東京にある3場(江戸川、平和島多摩川)の中でもエース格の場であり、都市型ということもあってかなり楽しみにしていた。早朝に夜行バスにて東京に降り立ち、大森駅からは無料のシャトルバスにて本場へ向かった。

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 バスに揺られること約15分、到着。バス停から入場門へ向かうと、「TVで見たことあるやつや!!」と胸が高鳴る(平和島は比較的メディアに取り上げられることが多い場である)。この時点で3割ぐらいは満足していた。

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 そして、入場して、有料指定席エリアへ到着。初めて来たのにこう思った、「これだよこれー!」。来訪までに何度も映像を見ていたが、良い意味でイメージ通りだった。景色についてはファンの間で賛否両論あるが、水面奥に多くの建物が見えているという斬新さに心を打たれた。「都市の中にポツンとある大人の娯楽施設」という構図が最高に好きである。

 この日は日曜の優勝戦であったが、曇り空の影響もあってかそれほど混んでおらず、程よい活気に包まれていた。そのことも含めて、この来訪で平和島に好意を持つことが出来たと思う。

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 しかし、平和島の魅力はそれだけではない。この場の魅力は何と言ってもレース展開の難しさである。通常、ボートレースは内枠が強く、1コース(最内)の選手が勝つ確率は50%を越えている。だが、そう簡単には行かないのが平和島である(理由は割愛)。レースの予想が難しい=当たらないということではあるが、その分当たった時の感動や見返りは大きい。だからこそ、コアファンが多く、今でも老若男女に愛される場なのである。

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 最終12R・優勝戦の頃にはすっかり天気も良くなり、水面際はボートファンで埋め尽くされていた。このような光景は様々な場で何度も見てきたが、背景に移るビル群も相まって、深い哀愁を感じた。エンターテインメントの魅力である「日常の中にある非日常な空間」を経験するには、この場以上の場所は無いかもしれない。

 多くのボートファンから愛され「聖地」とも評される平和島には、それだけの評価を受ける価値を感じた。これまでにもこれからも多くのドラマを生むこの水面に通えるのであれば、ずっと愛してきた関西の地を出ても良いとすら思えた名所であった。
次回第7弾は【ボートレースびわ】を予定している。次の記事も乞うご期待ください。

 

🍜グルメ情報🍖

 ボートレース平和島グルメでオススメは「おおこし」の煮込みライス(通称:ニコライ)

有名ボートレース番組で取り上げられてからは知らない人は居ないほどの人気っぷり。

あまりにも取り上げられているため、期待値を上げ過ぎてしまうとガッカリしてしまうかも?

ただ、普通に美味しいし、ゲン担ぎ的な意味も強めなので是非一度ご賞味いただきたい。

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ボートレース場滞在記Vol.4(児島編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第4弾として、【ボートレース児島】について書き留めていこうと思います。ボートレースファンの間で「児島」と言えば一番に出てくるのが名物実況アナウンサーの椛島さんです。彼が実況するレースには、贔屓選手が居なくても、お金を賭けなくても、十二分に楽しませてもらえます。情熱とユーモアがふんだんに込められた名実況の数々は是非Youtubeにてご確認ください。

児島ボート 名物実況アナ 椛島 健一氏 絶叫実況特集 - YouTube

 

 2020年7月14日、当時フリーターだった私は時間を持て余していた。新型コロナウイルスの影響で比較的外出は自粛していたももの、「1.2人での旅なら良いだろう。」と思っていた。なので、友人との小旅行も兼ねて、ドライブしながら児島を目指した。

 そもそも何故この時に児島を選んだかというと、大きく分けて理由は2つ。1つは物理的な距離で、もう1つは御礼参りの意味があった。と言うのも、この丁度1か月前に企画されていたボートレース児島公式のTwitterキャンペーンに当選していたのだ。そこではトートバッグ、ポロシャツ、QUOカードなど期待以上の品々を頂いた(ポロシャツの裏面にはボートレース児島のマスコットキャラ・ガァ~コがプリントされている)。このキャンペーンは隔週程度のペースで行われており、当選者は複数人居るが、ひとり一人にこのクオリティーの景品を頂けるのは有難い限りだ。また、その手続きの際に連絡を取った担当者の対応の良さも相まって、少しずつ児島に親近感を感じていたこともあり、行き先はすんなりと決定した。

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 そんな経緯もあり、ボートレース児島を訪ねることを非常に楽しみにしていた。西宮市から児島へは車で約5時間を要したが、友人との会話が途絶えることは無く、道中も含めて楽しめていた。

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 15時過ぎ、ようやく本場に到着した。10Rの開始前であったが、当日は平日+一般戦2 日目ということもありガラガラだった。水面際にも、観客席にもとにかく人が居ない。都心部の場とは違い、場外に人が集まるような施設も無く、レース中以外は鳥の鳴き声が響くほどに閑散としていた。盛り上がりと言う部分には欠ける日だったかもしれないが、非常に心安らかになれる空間だった。

 そして、この日の目的は何と言っても椛島アナの実況。10Rから3レース見ることが出来たが、12Rの実況が特に熱かった。元々、その日のレース数やレースのレベルで実況の熱の入れ方を調整されていると思うが、12Rは終盤までトップ争いが続く大接戦となり、より実況に熱がこもっていた。そのレースに関する舟券は全く持っていなかったが、「あぁ、楽しいーーーー!!」という充足感に溢れていた。

 スポーツのエンターテインメント性を考えると、選手のプレーはもちろんだが、実況・解説が影響する部分も大きいと思う。そして、ボートレースには数々の名物実況アナウンサーがいる。もし、ボートレースを見る機会があれば、レースの魅力と共に実況も楽しんでもらいたい。

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 結局、ボートレース児島では何か食事をしたり、レース以外を楽しんだわけではないのでまだまだ不完全燃焼である。ただ、前回はあくまでも御礼参りの意味合いが強かったので、次は楽しみに・勝ちに行こうと思う。また、本当は来週からのSG(参加選手のレベルが最も高いレース)で訪ねる予定だったが、新型コロナウイルスの状況に阻まれてしまった。リベンジの時はいつになるか分からないが、日帰りで楽しめる距離にあるので、年内にも再来訪したいと思う。

次回第5弾は【ボートレース江戸川】を予定している。次の記事も是非ご覧ください。

ボートレース場滞在記Vol.5(江戸川編)

読者の皆様、こんにちは、こんばんは 舞(まい)です。

 

今回は【ボートレース場滞在記】第5弾として、【ボートレース江戸川】について書き留めていこうと思います。江戸川は全国に24つあるボートレース場の中で、唯一の河川をコースに利用している場であり、かなり異質な場です。天邪鬼で判官贔屓な自分にとってはこれ以上なくワクワクする場であり、この時点では一番憧れていた場でした。

 

 2020年8月3日、私はボートレースに関する仕事の面接で朝から東京を訪れていた。ただ、その予定は14時頃だったので、朝は十分に時間があった。なので、江戸川へ向かうことを前日から決めていた。

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 JR総武線平井駅から出ている無料送迎バスに乗り約15分、ついに到着した念願のボートレース江戸川。しかし、ここで思わぬ事態が起こる。検温に引っかかったのだ。どうやら計測結果は37度を越えていたようだ。当日は真夏のカンカン照りの中、面接のためにスーツを着用して行動していた。真っ黒なジャケットやズボンが熱を吸収してしまっている自覚はあり、体調は問題なかったものの、熱中症に対する懸念はあった。到着したのは開門前だったので、開門までに解熱するため、コンビニでアクエリアスを購入して首元をとにかく冷やした。その努力の甲斐あって、36.8度に下がったギリギリで入場を許された。ここで入場を拒否されていたら、面接に挑む気力も失っていただろう。

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 ちょっとしたアクシデントはあったが無事に入場。水面を見た第一印象は「広い。というか枠がねぇ!!」だ。冒頭にも申し上げた通り、普通の河川を利用しているため、プールのような仕切りはない。だから、広いとか狭いとかの前に、どこまでが競技水面という仕切りが無いのだ。そのことが非常に斬新だった。

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 この日は比較的静水面であったにも関わらず、とにかく舟が暴れているように見えた。後に面接を控えていたため2Rしか観戦は出来なかったが、どちらもボートレースのセオリーを無視した理不尽な出目が来た。時期尚早な気持ちもあったが、この時に確信した。「ボートレース江戸川は買う場ではない、見る場だ。」と。ただ、面白い場であることには違いない。次はもっと涼しい時期にゆっくり観戦したいもんである。

 細かいエラーはあったものの、トータルで見れば楽しい場であった。今回は滞在時間がほとんど無かったため、次に訪れた際には場内散策やグルメを満喫したいと思う。

次回第6弾は【ボートレース平和島】を予定している。次も是非ご覧いただきたい。